日语复句句式变化研究:从格成分看连体到连用的连续性
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第五節 本研究の構成

本研究は序章、先行研究と残された課題、本論、終章に分かれて、全部で八章から構成されている。本論の部分は第三章から第七章まで合わせて五章ある。以下、各章の構成と主な内容を簡単に紹介する。

序章では、本研究の研究目標、研究対象、研究の立場と方法、本研究の構成をそれぞれ紹介し、例文出典と記号の扱いを説明する。

第二章の「複文構文変化の先行研究と残された課題」では、まず日本語における文の構造的分類を紹介し、本研究の立場を述べる。次に、複文構文の定義と特徴を確認した上で、複文構文の分類に関する先行研究の分類を踏まえて本研究の分類を提示する。それから、複文構文変化に関する先行研究を概観し、先行研究の問題点を指摘する。最後に本研究の研究課題を提起する。

第三章から第七章までは本研究の考察と分析であるが、具体的に格成分を中心とする複文構文変化の全体像(第三章)、格成分を中心とする複文構文変化を引き起こす要因(第四~六章)、格成分を中心とする複文構文変化の仕組み(第七章)という三つの内容からなっている。格成分を中心とする複文構文変化を引き起こす要因についての考察では柱ともいうべき三つの部分がある。第四章では格成分の文法化、第五章では連体複文の構文類型、第六章では認知メカニズムについてそれぞれ考察し、これらの要因が格成分を中心とする複文構文変化に働きかけるメカニズムを明かにする。その上で、第七章では、この三つの要因の有機的関連性を捉え、格成分を中心とする複文構文変化の仕組みを探り出す。

第三章の「格成分を中心とする複文構文変化の全体像」では、第二章で提示した分類を踏まえ、複文構文変化の各段階の区別と繋がりを明らかにし、格成分を中心とする複文構文変化の全体像を素描する。具体的に連体複文構文内部における真性連体節構文と擬似連体節構文との区別と繋がり、連用複文構文における修飾節構文と接続節構文との区別と繋がりをそれぞれ検討した上で、連体から連用へという複文構文変化のアウトラインを描く。

第四章の「格成分の文法化」では、トコロ系格成分を中心に、格成分の文法化が複文構文変化を引き起こす具体的なメカニズムを掘り下げる。まず、トコロ系形式についての先行研究を概観し、先行研究の問題点を指摘する。それから、トコロ系格成分を中心とする連体複文構文とトコロ系接続形式を中心とする連用複文構文に分けて、連体複文構文と連用複文構文内部の繋がりをそれぞれ考察する。その上で、内部関連と外部関連を合わせて、トコロ系格成分の文法化が複文構文変化への影響を探る。

第五章の「連体複文の構文類型から見た複文構文変化」では、主要部内在構文に焦点を絞って考察を行う。先ず、主要部内在構文の定義と形式を確認し、次に、主要部内在構文の二つの形式であるトコロ型主要部内在構文とノ型主要部内在構文に分けて、主要部内在構文の成立条件、分布の特徴とその原因を検討する。最後に連体複文の構文類型が複文構文変化への影響を明らかにする。

第六章の「格成分を中心とする複文構文変化の認知的メカニズム」では、文法面での考察を踏まえて、このような文法面での振る舞いを動機づける認知的メカニズムを検討し、複文構文変化における文法と認知とのインターフェイスを捉える。先ず、認知ドメインにおける連体複文構文と連用複文構文の棲み分けを説明する。次に、連体複文構文変化の認知的メカニズムと連用複文構文変化の認知的メカニズムをそれぞれ検討することによって、格成分を中心とする複文構文変化の認知的メカニズムを明らかにする。

第七章の「格成分を中心とする複文構文変化の仕組み」においては、先ず、格成分を中心とする複文構文変化をまとめ、次に格成分を中心とする複文構文変化の位置付けを試みる。それから、格成分を中心とする複文構文変化を引き起こす三つの要因——格成分の文法化、連体複文構文の類型、認知的仕方——の有機的相関性を捉え、複文構文変化の仕組みを明らかにする。

終章では、本研究の主な結論と本研究のオリジナリティを述べ、今後の課題を展望する。